旭川の歴史的建築物の保存を考える会
Posted at 07/02/24 PermaLink» Comment(0)» Trackback(0)»
旭川にある北海道東海大学の川島洋一教授(古建築担当)が主宰している
「旭川の歴史的建物の保存を考える会」という会に入っています。(会員番号242)
(実は川島教授にむりやり?入らされたのですが・・・)
川島先生は上芦別駅前にある上芦別キリスト教会の設計者でもあるんですよ。
この「旭川の歴史的建築物の保存を考える会」は歴史的建物の文化的遺産としての発掘、価値の周知や建築文化の継承を目的として活動しております。(もうすぐ20年になります)
保存を考えると云っても、その建築物の価値により大きく5つの手法があり、
?、建物の現状保存(それだけの建築学的、文化的、歴史的、社会民族学的価値がある場合)
?、用途を替えて保存する(再利用)
?、形態保持(レンガ倉庫の重厚さや材料を継承し改築するなど)
?、建替えの場合にデザイン(意匠)を(都市の遺伝子として)保存・継承する(旭川7条の時計店など)
?、調査資料を保存する。
などがあり、単純に建物を残せば良いと云う訳ではなく、また古ければよい訳でもありません。歴史的な建物の価値を再評価する活動です。年に数回の研究会や見学会、建築賞の創設など一般の人も多く入っており楽しみながらやっています。
何回か先生をお呼びして芦別を調査したこともあるんですよ。
大正3?4?年築の上芦別駅前の「旧鈴木邸」(鈴木タバコ店)や
昭和27?8年築?のひぐらし地区の「旧三菱倶楽部」及び周辺炭鉱住宅群などなど・・・
もう既に解体し、残っていないほうが多いですが。 (た)