- 2008-08-21 (木)
裁判員制度PRのDVDがあったので、借りてみました。
芦別商工会議所のカウンターにありました。
サブタイトルは「もしもあなたがえらばれたら」
監督:中村雅俊(監督です。)
キャスト:西村雅彦、川崎麻世、中村雅俊ほか
企画製作:法務省(非売品です)
およそ1時間のストーリーを観ました、
普通のサラリーマン(西村雅彦)が突然、裁判員に選ばれ、仕事とその社会的責務との狭間で苦悩し、最終的にはその制度を理解する。と云う物語です。
面白く観させて戴きました。
犯罪被告人の人間をどう裁くか、
しかも条文から割り出される機械的な求刑だけではなく、
いかに、被害者、犯罪者そして市民感情のそれぞれが納得できるかたちを求めて・・・
単に因果応報的な「目には目を・・・」だけではなく、
(これも一理ありまして)
日本の国民としてが一時的な激情から如何に乗り越え、そして
如何に理性的で客観的な判断が出来るかが試されているんだと想います。
昔のアメリカ映画(「7人の怒れる男たち」でしたっけ?)
を想い出しました。(陪審員の物語)
これは無罪を勝ち取るヒーローの物語(如何にもアメリカ的)ですので、
あまり参考には出来ませんが・・・
判断にはあくまでバランス感覚が必要ですね・・・
どうも最近、日本の社会の中での様々な動きを見ると、
厳罰化の方向にあるように想えます。
もちろん悪い事をしたら罰を受けるのは当然だと想いますが、
そこまで重い罰(社会的制裁)を受けなければならないの?と想う事例もあります。
(様々な場所でのクレーマーの増加がより過敏な反応を招いているのでしょうか?)
行政、立法そして司法までもが、判断責任を回避してはいないでしょうか?
(これは冗談です。)
いずれにしても、芦別で対応する事件の無いことを祈っています。
・・・(た)
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